お位牌・過去帳の戒名で自分の宗派がわかる場合があります
自分の家の宗派がわからないとき
- 実家と離れて暮らしている方や嫁いでいたりすると自分の家の宗派がわからないことがあります。初めて実家のお葬式を執り行う場合でも、宗派がわからないこともあるでしょう。そのような場合は、父方の兄弟や親戚に聞いてみるのが一番の近道だと思います
父方の兄弟や親戚に聞けない場合でも自宅に仏壇や位牌があれば、仏壇のご本尊・位牌に書かれている戒名の文字や梵字で自分の家の宗派が判別できる場合があります。このページに、戒名・ご本尊による宗派の判別方法を解説していますのでご参考ください
父方兄弟や親戚に聞いてもわからない場合や仏壇・位牌がない方は、弊社にご相談ください
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- 位牌文字・梵字で見る宗派の判別方法
- 自宅に仏壇や位牌がある方は、自分の家(実家)の宗派がわかる場合があります。位牌の戒名に特徴的な文字が入る場合が多いです
浄土真宗は「釋」、浄土宗は「誉」、日蓮宗は「日」「法」「妙」、真言宗は戒名の頭に梵字が入ることが多い
次に各宗派の戒名の特徴を解説します
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▼天台宗(てんだいしゅう)
戒名の頭に大日如来を表す梵字「ア」が入ることがあります。一般的には入らないことが多いです
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▼真言宗(しんごんしゅう)
戒名の頭に大日如来を表す梵字「ア」が入ることが多いです
子供の場合は、戒名の頭に地蔵菩薩を表す梵字「カ」が入ることが多いです
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▼浄土宗(じょうどしゅう)
戒名の頭に阿弥陀如来を表す梵字「キリーク」が入ることが多いです
「浄土宗」戒名の特徴としては、戒名の中に「誉」という文字が入ることがあり、○○院○誉○○○○居士(大姉)などとなります
戒名の中に「誉」という文字がある場合、浄土宗と判別して良いでしょう
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▼浄土真宗(じょうどしんしゅう)
浄土真宗本願寺派・真宗大谷派の「浄土真宗」では、法名(戒名)の頭に梵字はほとんど入りません
また、浄土真宗では位牌は作らず法名軸や過去帳に法名(戒名)を書くことが多いです
「浄土真宗」法名(戒名)の特徴としては、法名(戒名)2文字の前に「釋(釈)」という文字が入り、釋○○や○○院釋○○の3文字か6文字になるのが一般的です。女性の場合、釋の後に尼という文字を入れ、釋尼○○や○○院釋尼○○となることがあります
法名(戒名)の頭に「釋」という文字がある場合、浄土真宗と判別して良いでしょう
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▼臨済宗(りんざいしゅう)
戒名の頭に釈迦如来を表す梵字「バク」が入ることがあります。一般的には入らないことが多いです
戒名の頭に「空」という文字がごくまれに入ることがあります
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▼曹洞宗(そうとうしゅう)
戒名の頭に釈迦如来を表す梵字「バク」が入ることがあります。一般的には入らないことが多いです
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▼日蓮宗(にちれんしゅう)
戒名の頭に「妙法」という文字が入ることが多いです
「日蓮宗」戒名の特徴としては、戒名○○○○信士(信女)の前に○○院と院号が入ったり、戒名の中に「日」という文字が入ることが多いです。また男性には「法」、女性には「妙」という文字が入ることがあり、○○院法○日○信士(男性)、○○院妙○日○信女(女性)などとなります
信士(信女)の普通戒名の前に院号がついて「日」「法(男性)」「妙(女性)」の文字がある場合、日蓮宗と判別して良いでしょう
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▼時宗(じしゅう)
「時宗」戒名の特徴としては、戒名の中に男性には「阿」、女性には「弌」という文字が入ることがあり、○○院○阿○○居士(男性)、○○院○弌○○大姉(女性)などとなります
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