お役立ち記事 No.53

葬儀は何日かかる?亡くなってから火葬までの日程例

一般的な3~5日程度の例と、火葬場・宗教者・安置日数で変わる理由を解説

家族が亡くなったとき、「明日が通夜で、明後日が葬儀になるのか」「仕事を何日休めばよいのか」と日程が気になる方は多くいます。しかし、亡くなった日から火葬までの日数は全国一律ではありません。

日程は、火葬場と式場の空き、宗教者の予定、家族・親族の到着、検案や行政手続き、葬儀形式、友引の扱い、安置施設の条件などで変わります。一般的には数日程度ですが、地域や時期によっては一週間以上待つ場合もあります。

この記事では、亡くなってから火葬までの日程例、直葬・一日葬・二日葬の違い、日程が延びたときの費用と確認事項を解説します。

先に結論|「何日」と先に決めず、火葬場を基準に逆算する

葬儀の日程は、まず火葬場の予約可能日時を確認し、そこから葬儀・告別式、通夜、納棺、打ち合わせを逆算して組み立てます。先に訃報を広く知らせてしまうと、火葬場や宗教者の都合で変更が生じたときに再連絡が必要になります。

亡くなった直後は、「日程は調整中です。決まり次第ご連絡します」と伝えて構いません。親族の移動や勤務先の休暇申請には、確定日と見込みを分けて共有します。

一般的な二日葬の日程例

亡くなった日を1日目とした一例です。

1.1日目:死亡確認、搬送、安置、家族への第一報

2.2日目:葬儀社との打ち合わせ、火葬場・式場・宗教者の調整、死亡届

3.3日目:納棺、会場準備、通夜

4.4日目:葬儀・告別式、出棺、火葬、収骨

これは一例で、亡くなった時刻が夜間であれば打ち合わせが翌日になることがあります。遠方の親族を待つ、菩提寺の都合を合わせる、希望する斎場が空くまで待つ場合は、通夜が4日目以降になることもあります。

法律上、原則として死亡後24時間を経過する前に火葬することはできません。したがって、亡くなった当日にそのまま火葬する流れにはなりません。例外の取扱いもあるため、実際には自治体・火葬場の案内を確認します。

葬儀形式別の日程例

直葬・火葬式

通夜・告別式を行わず、安置後に火葬場で見送る形式です。死亡確認、搬送、安置、死亡届、火葬許可、納棺、火葬は必要です。最短日数だけで決めず、火葬場の予約と24時間の原則、安置日数を確認します。

例:1日目に搬送・安置、2日目に打ち合わせと手続き、3日目に火葬という流れがあります。ただし、空き状況によって延びます。

一日葬

通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行います。式当日だけを見れば一日ですが、搬送・安置・打ち合わせを含めると、ご逝去から火葬までは数日かかります。前日に納棺や会場準備を行うこともあります。

通夜・葬儀を行う二日葬

通夜と葬儀・告別式を別日に行います。参列者がお別れできる機会を設けやすい一方、式場使用、スタッフ、料理、返礼品などの準備が二日にわたります。

日程が延びる主な理由

  • 火葬場や式場の予約が埋まっている
  • 年末年始、繁忙期、休場日が重なる
  • 菩提寺や司式者の予定を合わせる
  • 警察の検視・検案、司法解剖等が必要になった
  • 遠方・海外の家族の到着を待つ
  • 希望する会場や葬儀形式を優先する
  • 友引を避ける地域慣習や火葬場の休業がある

友引に葬儀を行ってはいけないという法律はありませんが、火葬場が休場していたり、地域や親族が避けたりする場合があります。「暦だけの問題」と決めつけず、火葬場と家族の意向を確認します。

日程が延びたときに増えやすい費用

火葬までの日数が増えると、安置料、ドライアイス等の保冷費、面会室、付き添い、寝台車での再搬送などが追加になることがあります。見積書では、最初から含まれる日数と、1日延びた場合の単価を確認します。

また、式場の予約変更料、料理・返礼品の数量変更期限、宗教者の予定変更も確認します。人数や日程が未確定の段階では、いつまでなら無料で変更できるかを聞いておくと安心です。

勤務先・学校への伝え方

日程が決まる前は、無理に休暇期間を断定しません。

「本日、父が亡くなりました。葬儀日程は火葬場等と調整中です。本日は休暇をお願いし、明日午後までに通夜・葬儀の日程と復帰見込みをご連絡します」

日程確定後に、通夜、葬儀、移動日、役所手続き、復帰日を更新します。忌引きの日数と起算日は会社・学校の規程で異なるため、就業規則等を確認します。

よくある質問

Q1.亡くなった翌日に火葬できますか?

法律上、原則として死亡後24時間を経過しなければ火葬できません。さらに火葬場、式場、宗教者の空き、書類の準備が必要です。翌日の空きがあっても、死亡時刻との関係を自治体・火葬場・葬儀社が確認します。

Q2.日程が決まる前に訃報を送ってよいですか?

まず死亡の事実だけを近親者へ伝え、日時・会場は「調整中」とします。未確定の日程を広く知らせると訂正が難しくなるため、火葬場、会場、宗教者の確認が取れてから正式案内を送ります。

Q3.火葬まで日数が延びると何が増えますか?

安置料、ドライアイス等の保冷費、面会費、付き添い費、再搬送費が増える場合があります。日数単価、交換回数、追加料金の起算時刻を見積書で確認してください。

家族で共有する確認メモ

打ち合わせや手続きの途中で判断が変わることがあります。口頭だけで進めず、次の内容を一枚のメモにまとめます。

  • 火葬場を予約できる最短日
  • 宗教者・式場・親族が集まれる日時
  • 安置日数が延びた場合の追加費用

決定日、確認した相手、未確認の項目も一緒に残します。変更があった場合は古い案を消さず、いつ誰が変更したか追記すると、家族、葬儀社、宗教者、行政窓口の認識違いを減らせます。

まとめ|日程は火葬場から逆算し、追加日数の費用も確認する

葬儀は一般に数日かかりますが、最短日程が必ず良いとは限りません。故人と家族が落ち着いて別れられる時間、遠方親族の移動、宗教者との調整、費用の増加を合わせて決めます。

日程を急ぐ事情がある場合も、希望する火葬日、参列者、宗教者、お別れの時間を葬儀社へ伝えてください。複数の日程案と費用差を確認すると、納得できる選択につながります。

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