お役立ち記事 No.11

一人暮らしの親が自宅で亡くなっていたら| 発見直後にすること・してはいけないこと

救命と安全を優先し、医師・警察・葬儀社へつなぐ手順を解説

一人暮らしの親御さんを訪ね、呼びかけても反応がない――そのような場面では、誰でも気が動転します。

一人暮らしの親を訪ねたところ、呼びかけても反応がない――。このような場面では、家族だけで「亡くなっている」と判断しないことが最も大切です。反応がなく、普段どおりの呼吸をしているか分からない場合は、すぐに119番へ通報し、通信指令員の指示に従ってください。冷たさ、顔色、体の硬さなどだけで救命の可能性を決めつけてはいけません。

一方、医師による在宅看取りの計画があり、あらかじめ「この状態になったら主治医や訪問看護へ連絡する」と説明されていた場合は、その連絡手順を優先することがあります。予期しない発見、事故や事件の可能性がある状況、判断に迷う状況では、119番または110番へ連絡します。それでは、発見直後の優先順位、してはいけないこと、その後に医師・警察・葬儀社へつながる流れを迷いやすい点から確かめていきましょう。

反応や正常な呼吸が確認できなければ、迷わず119番へ

発見直後は、葬儀の手配や親族への連絡よりも、まず救命と自分の安全を優先します。消防庁の救命講習でも、反応がない場合は119番通報を行い、通信指令員の指示を受けることが示されています。スマートフォンをスピーカーにすれば、両手を使いながら指示を聞けます。

状況最初の行動避けること
呼びかけに反応がなく、呼吸が分からない119番へ通報し、指示に従う家族だけで死亡と決めつける
普段どおりの呼吸ではない、途切れる、判断できない119番へ通報し、必要なら胸骨圧迫やAEDの指示を受ける様子を見るために通報を遅らせる
在宅看取りの計画と連絡手順がある指定された主治医・訪問看護へ連絡する事前指示を確認せず自己判断する
侵入、転倒、外傷、出血、室内の異変などがある安全な場所から119番・110番へ連絡する体や周囲の物を動かし、室内を片づける
ガス臭、煙、火災、危険な薬品、侵入者のおそれがある室外へ退避し、安全な場所から通報する危険な室内にとどまる

緊急通報では、住所、部屋番号、呼びかけへの反応、呼吸の様子、発見時刻などを聞かれます。うまく説明できなくても、質問に一つずつ答えればかまいません。通報を切るよう言われるまでは電話をつないでおきましょう。

室内へ入る前に自分の安全を確認する

親が倒れている姿を見れば、すぐ駆け寄りたくなるのは当然です。ただし、原因が室内のガス漏れ、一酸化炭素、火災、感電、薬品、暴力などであれば、発見者も危険にさらされます。玄関を開けた時点で異臭、煙、警報音、倒れた家具、割れた窓、見知らぬ人などに気づいたら、無理に入らず、建物の外や安全な場所から119番・110番へ連絡してください。

安全を確認するときのポイント

ガスや焦げたような臭いがしないか

煙、炎、異常な熱、警報音がないか

水にぬれた電気器具や切れた配線がないか

玄関、窓、鍵に壊された形跡がないか

室内に不審な人物や攻撃的な動物がいないか

床に薬品、割れたガラス、血液などが広がっていないか

安全を確かめられないときは、換気扇や照明のスイッチを操作することも避けます。電気の火花が危険につながる状況もあるためです。通信指令員に見えている状況を伝え、立ち入ってよいか、何をすべきか指示を受けてください。

反応と呼吸を確認し、迷わず通報する

安全に近づける状況であれば、肩を軽くたたきながら大きな声で呼びかけ、反応があるかを確認します。反応がなければ119番です。呼吸が普段どおりか分からない場合、しゃくり上げるような不規則な動きしかない場合も、正常な呼吸がないものとして通信指令員へ伝えます。

119番で最初に伝える内容

「救急です」と伝える

市区町村から住所、集合住宅名、部屋番号を伝える

「一人暮らしの親を訪ねたら反応がない」と状況を伝える

呼吸があるか、普段どおりか、分からないかを伝える

自分の氏名と折り返し可能な電話番号を伝える

平塚市は、可能な限り傷病者の前から119番通報するよう案内しています。現場を見ながら質問に答えられ、応急手当の指示を受けやすいためです。ただし、室内が危険なら安全な場所へ退避してから通報します。

通信指令員に応急手当を指示されたら

反応や正常な呼吸がないと判断された場合、胸骨圧迫やAEDの使用を案内されることがあります。電話をスピーカーに切り替え、指示された位置、速さ、強さに従ってください。マンションの管理人や近隣の人がいるなら、AEDを探す、救急隊を入口へ案内するなどの協力を頼めます。

「体が冷たいから」「長い時間が経っていそうだから」と、発見者が応急手当をやめる判断をするのは避けます。いつ、どのような状態で発見したかを伝え、開始や中止は通信指令員や到着した救急隊の指示に従ってください。

在宅看取りの予定がある場合と予期しない発見は対応が異なる

同じ自宅での死亡でも、医師の管理下で最期を迎える計画が共有されていた場合と、連絡が取れず訪ねて初めて異変に気づいた場合では、最初の連絡先が異なることがあります。

発見までの状況連絡の考え方手元で確認するもの
主治医の訪問診療を受け、看取りの方針が共有されている事前に指定された主治医・訪問看護の連絡先へ看取り時の説明書、緊急連絡先、診察券
治療中だが、看取りの連絡手順を聞いていない反応・呼吸に不安があれば119番。主治医情報も伝える病名、服薬、通院先、最終受診日
元気に暮らしていた親と連絡が取れず、訪問して発見119番へ。室内の異変があれば110番にもつなぐ最終連絡時刻、合鍵の経緯、持病
転倒、外傷、争った形跡、不自然な室内状況がある現場を変えず119番・110番へ発見時の状態、触れた場所、同行者

看取りの連絡手順があるとき

在宅療養では、状態が変化したときの連絡先や、深夜・休日の対応が事前に示されていることがあります。書面や冷蔵庫付近の連絡票、家族間のメッセージなどを確認し、指定された医師・看護師へ連絡します。医師が診察し、死亡を確認した後に死亡診断書が作成される流れが一般的です。

ただし、看取りの予定があったとしても、転倒による外傷、室内への侵入、火災など、予定していた病状と異なる事情が見える場合は、そのまま医療者へ伝えます。迷ったときは119番へ連絡し、「在宅看取りの予定があり、主治医は○○だが、今の状態をどうすべきか分からない」と説明してください。

予期しない発見では警察の確認が行われることがある

生前に診療していた病気との関係を医師が確認できない場合や、発見された時点で死因や経緯が分からない場合は、警察への連絡や検案が必要になることがあります。厚生労働省は、死亡診断書と死体検案書を、死亡を医学的・法律的に証明する文書として案内しています。診療中の病気と関連する死亡を医師が確認できる場合は死亡診断書、それ以外で検案が行われる場合は死体検案書が作成されます。

警察が状況を聞くことは、家族を疑っているという意味とは限りません。本人確認、発見までの経緯、外傷の有無、死因の手がかりなどを確認するための手続です。分からないことを推測で埋めず、「分かりません」「最後に連絡したのは○日です」と事実を答えましょう。

発見直後にしてはいけない10のこと

救命措置として指示された場合を除き、予期しない死亡の可能性がある現場は、到着した救急隊や警察が確認できる状態に保ちます。善意の片づけや身支度が、発見時の状況を分かりにくくしてしまうことがあります。

1.家族だけで死亡を判断する

脈が分からない、体が冷たい、顔色が変わっているという理由だけで死亡を決めつけず、反応と呼吸に不安があれば119番へ通報します。死亡の確認は医師などの専門職が行います。

2.救急通報より先に葬儀社へ電話する

まず救急、医師、必要に応じて警察の確認が先です。葬儀社が救命や死亡確認を行うことはできません。ご遺体を搬送できる時点は、医師や警察から案内を受けてから判断します。

3.体を別の部屋や寝具へ移す

倒れている姿がつらくても、救命上の指示がない限り、抱き起こしたりベッドへ移したりしないでください。転倒や外傷の位置、発見時の姿勢などが確認に必要なことがあります。危険な場所からの退避が必要な場合は、通信指令員の指示を受けます。

4.着替え、入浴、清拭をする

服を整える、体を拭く、入れ歯を入れる、化粧をするなどのお世話は、医師・警察の確認が終わるまで待ちます。お別れの身支度は、搬送後に葬儀社と相談して行えます。

5.室内を掃除し、物を捨てる

薬の袋、空の容器、飲食物、メモ、寝具、暖房器具などが、経緯を確認する材料になる場合があります。ゴミに見えても捨てず、掃除機をかけたり床を拭いたりしないでください。

6.薬、酒類、刃物などを勝手に片づける

危険物が見えても、手を触れず、その位置を通報時に伝えます。子どもや動物が近づく危険がある場合は、先に人や動物を別の安全な場所へ移し、物の扱いは警察へ確認します。

7.現金、通帳、印鑑、スマートフォンを持ち出す

盗難を心配しても、警察の現場確認前に貴重品を動かすと、元の場所が分からなくなることがあります。見つけた場所を伝え、保全方法の指示を受けます。やむを得ず触れた物があれば、何を、いつ、どこから動かしたかを正直に説明してください。

8.スマートフォンや見守り機器の履歴を消す

通話履歴、メッセージ、歩数、見守りセンサー、防犯カメラなどの記録が、最後の状況を確認する助けになることがあります。解約、初期化、削除、電源断を急がず、充電が必要かを警察へ相談します。

9.発見時の写真や詳しい事情をSNSへ投稿する

本人の尊厳と家族のプライバシーを守るため、画像や死因の推測を公開しません。親族への連絡も、医師・警察から確認できた範囲に限定し、未確認情報を広げないようにします。

10.警察の確認が終わる前に室内の管理を変える

鍵を交換する、電気・ガスを止める、大型家具を動かす、業者を入れるといった作業は待ちます。ペット、漏水、火災など緊急の保全が必要なら、作業前に警察へ伝え、許可された範囲で行います。

119番・110番・主治医へ伝える情報

緊張していても、すべてを一度に説明する必要はありません。聞かれた順に答えます。事前にメモできるなら、次の情報を一枚にまとめると役立ちます。

伝える情報具体例分からない場合
場所平塚市○○、建物名、○号室、入口の暗証方法位置情報や郵便物を確認する
発見時刻午前8時15分ごろに室内へ入ったおおよその時刻と伝える
反応と呼吸呼びかけに反応なし、呼吸は判断できない「分からない」と伝え指示を受ける
最後の連絡前日の午後7時に電話で会話した家族の記録を後で確認する
持病・服薬心臓病で通院、処方薬ありお薬手帳や薬袋の場所を伝える
主治医医療機関名、診療科、担当医、最終受診日診察券を探すが、現場は変えない
室内の異変玄関は施錠、転倒した家具あり見たままを伝え、原因は推測しない

110番は事件・事故など緊急の対応を求める番号です。救命の可能性が分からないときは119番を優先し、外傷や侵入の形跡なども伝えます。通信指令員や救急隊が警察への連絡を案内することもあります。どちらか一方へ連絡した後、指示なく電話をかけ直し続けるより、現場の指示に従うほうが確実です。

救急隊や警察が到着してからの流れ

到着後の対応は、救命の可能性、在宅診療の有無、発見時の状況、外傷の有無などで変わります。以下は一般的な流れであり、個別の判断は医師・救急隊・警察の指示が優先されます。

救急隊による確認と医療機関への搬送

救命措置が必要と判断されれば、応急処置を行いながら医療機関へ搬送されます。家族は、保険証や診察券を探すことよりも、救急隊から求められた情報提供と搬送先の確認を優先してください。鍵をかける、ペットを安全な場所に入れるなどが必要な場合も、現場の指示を受けて行います。

医師による死亡確認

在宅看取りの計画がある場合は主治医が訪問し、診療経過と現在の状態を確認することがあります。医療機関へ搬送された場合は、搬送先の医師が診察します。家族が死亡時刻を決めるのではなく、医師から説明を受け、交付される書類を確認します。

警察による現場確認と事情聴取

予期しない発見では、警察が室内、所持品、発見状況を確認し、発見者や家族へ質問することがあります。最後に会った日時、連絡が取れなくなった時期、持病、通院先、合鍵で入った経緯、室内で触れた物などを、分かる範囲で答えます。

確認に要する時間は、状況によって大きく異なります。「何時間で必ず終わる」とは言えません。仕事や遠方の家族へ連絡するときは、「現在、関係機関の確認中で、葬儀日程は未定」と伝えると、未確定情報の拡散を防げます。

検案と書類の交付

死因や死亡時刻を明らかにするため、医師による検案が行われることがあります。必要に応じて追加の検査や解剖が検討される場合もあります。費用、書類の受け取り場所、いつご遺体を引き取れるかは、その場の担当者へ確認してください。

葬儀社へ連絡するのはいつ?

葬儀社へは、医師の死亡確認が行われ、警察が関与している場合は搬送可能という案内を受けた後に連絡します。確認中でも、警察から「葬儀社を決めて連絡を待たせてください」と指示されることがあります。その場合は、現在地と状況を伝え、搬送開始の連絡があるまで待機してもらいます。

連絡時に伝えること

故人の氏名、年齢、現在いる場所

医師の死亡確認が済んでいるか

警察の確認中か、搬送許可が出ているか

希望する安置先が自宅か、安置施設か

宗教・宗派、菩提寺の有無

家族の代表者と連絡先

ご遺体の状態について担当者から伝えられた注意事項

突然のことで葬儀形式を決められなくても、搬送先と安置先を先に相談できます。火葬式、家族葬、一般葬などを電話口で即決する必要はありません。搬送後に家族の希望、参列範囲、宗教上の希望、費用を整理し、見積書の項目を確認して決めましょう。

安置先を決める前の確認

自宅へ安置する場合は、搬入経路、寝具、室温、近隣への配慮などを確認します。賃貸住宅や集合住宅では、管理規約やエレベーターの使用条件を確認する必要があることもあります。自宅での安置が難しければ、葬儀社に安置施設の場所、面会条件、預かり日数と費用を尋ねます。

ハシモト葬祭へ連絡する場合も、警察や医師の確認状況をお知らせいただければ、その時点で決める必要があることと、後から決められることを分けてご案内できます。

親族や勤務先への連絡は確認できた事実だけを伝える

発見直後に大勢へ連絡すると、同じ質問が集中し、救急隊や警察への対応が難しくなります。まず家族の代表者を一人決め、配偶者、兄弟姉妹、近しい親族など、必要な範囲へ順に伝えます。

第一報の例

「今日、父の自宅を訪ねたところ反応がなく、現在、救急と関係機関が確認しています。詳しいことや葬儀の日程はまだ決まっていません。分かり次第、私から改めて連絡します。未確認の内容はほかの方へ広げずにお待ちください」

死亡が確認された後も、死因を推測して書かないことが大切です。勤務先には「父が亡くなり、現在手続中です。葬儀日程は未定です」と必要な範囲を伝えれば足ります。SNSでの告知は、家族間で公開範囲、表現、葬儀への参列案内を決めてからにしましょう。

現場確認後に自宅を保全する

医師や警察から室内へ入ってよい、物を動かしてよいと案内されたら、家族二人以上で自宅の状態を記録します。貴重品や重要書類は、一人で持ち出すのではなく、一覧と写真を残し、保管者を決めます。相続人が複数いる場合は、後の行き違いを減らすため共有できる記録にします。

確認後の保全チェックリスト

玄関、窓、ベランダの施錠を確認する

現金、通帳、印鑑、権利関係の書類を一覧にする

スマートフォン、パソコン、手帳は初期化せず保管する

冷蔵庫内の傷みやすい物は、許可を得た後に処分する

ペットの食事、薬、預け先を確保する

水漏れ、火気、暖房、空調の状態を確認する

新聞、宅配、郵便物がたまり続けないよう手配する

賃貸なら、連絡時期と入室方法を管理会社や家主へ確認する

鍵を持つ人と保管場所を記録する

室内作業に入った人、日時、持ち出した物を記録する

遺品整理、清掃、賃貸借契約、公共料金、デジタル機器の解約などは、死亡確認直後にすべて進める必要はありません。相続関係や契約者を確認し、必要に応じて弁護士、司法書士、行政書士、税理士などの専門家へ相談します。

発見後に手元へ集めておくもの

葬儀と各種手続を進めるため、現場確認後に次の物をまとめます。見つからなくても、救急や警察への連絡を遅らせる理由にはしません。

分類例注意点
本人確認マイナンバーカード、運転免許証、健康保険関係の書類原本の保管者を決める
医療情報診察券、お薬手帳、処方薬、主治医の連絡先薬は捨てず、確認が済むまで位置を伝える
葬儀関係菩提寺の連絡先、過去の葬儀記録、本人の希望希望は家族で共有してから依頼する
親族連絡親族名簿、年賀状、スマートフォンロック解除を無理に試さない
住居管理賃貸契約書、管理会社、予備鍵、ペット情報警察の許可後に扱う
貴重品通帳、印鑑、現金、保険証券、権利書写真と一覧を残し、共同で保管する

死亡診断書または死体検案書は、その後の死亡届や火葬許可に関わる重要な書類です。受け取ったら、提出先、原本が必要な手続、写しの取り方を確認します。原本をすぐ何枚も用意できるとは限らないため、提出前に葬儀社や市区町村へ相談してください。

よくある質問

体が冷たく硬くても119番へ連絡しますか?

家族が外見だけで死亡を確定することはできません。反応がなく、普段どおりの呼吸を確認できないなら119番へ連絡し、見えている状態と最後に連絡した時刻を伝えてください。応急手当を行うかも通信指令員の指示に従います。

親のかかりつけ医へ先に電話してもよいですか?

在宅看取りの計画があり、急変時の連絡先を明確に指示されている場合は、その手順に従います。手順がない、予期しない発見、反応や呼吸に不安がある場合は119番を優先します。通報時に、かかりつけ医と病名を伝えてください。

救命のためなら体を動かしてもよいですか?

通信指令員が胸骨圧迫のために姿勢を変えるよう指示した場合など、救命上必要な移動は指示どおり行います。現場保存より救命が優先です。死亡と自己判断して寝具へ移すことは避けてください。

警察から質問されるのはなぜですか?

予期しない死亡では、本人確認、死因、発見状況、事件・事故の可能性などを確認する必要があります。家族への質問は通常の確認手続の一部です。推測ではなく、最後の連絡、持病、合鍵で入った経緯、触れた物を事実どおり答えます。

警察が来る前に親族を室内へ入れてもよいですか?

立ち入りを増やさず、到着した警察へ確認してください。すでに入った人がいる場合は、誰がどこを通り、何に触れたかを伝えます。室内が危険なら全員が退避します。

先に葬儀社を決めておく必要はありますか?

発見直後に契約まで決める必要はありません。まず救急、医師、警察の確認を優先します。搬送可能になる見込みが示されたら、安置先、搬送費、待機の扱い、今後の打ち合わせ方法を確認して依頼します。

スマートフォンのロックを何度も試してよいですか?

誤入力を重ねると端末が長時間使えなくなったり、設定によってはデータへ影響したりするおそれがあります。緊急連絡先の表示など、ロック画面で確認できる範囲にとどめ、警察の確認前に操作を続けないでください。契約やデータの整理は後日、通信事業者や端末メーカーの正式な手順を確認します。

ご遺体はいつ葬儀社へ搬送できますか?

医師や警察の確認内容によって異なります。現場で死亡確認後に搬送できる場合もあれば、検案などのため別の場所へ移され、引き取りまで時間がかかる場合もあります。担当者へ「搬送可能になったら誰に、どの番号から連絡が来るか」を確認します。

死因を親族へすぐ伝えるべきですか?

確認前の推測は伝えません。医師や警察から説明を受けた後も、本人と家族のプライバシーに配慮し、共有する相手と範囲を決めます。葬儀案内に死因を記載する義務はありません。

死亡診断書と死体検案書はどう違いますか?

どちらも死亡を医学的・法律的に証明する文書で、効力は同じです。一般に、診療中の病気に関連する死亡を医師が確認した場合は死亡診断書、生前の診療がない場合や別の原因が考えられ、検案した場合は死体検案書が作成されます。個別にどちらになるかは医師の判断です。

救命、安全、現場保持の順で落ち着いて対応する

一人暮らしの親を自宅で発見し、反応や正常な呼吸を確認できないときは、家族だけで死亡と判断せず119番へ通報します。室内にガス臭、火災、侵入者などの危険があれば、近づかず安全な場所へ退避します。在宅看取りの連絡手順が共有されている場合は、その指示を確認し、迷うときは緊急通報で状況を伝えましょう。

予期しない死亡の可能性があるときは、救命上の指示を除き、体や室内の物を動かさず、掃除、着替え、貴重品の持ち出し、データの削除を待ちます。医師・警察の確認が終わり、搬送可能と案内されてから葬儀社へ連絡します。発見後は判断することが多いため、家族の代表者を決め、確認できた事実と未確定事項を分けて記録することが大切です。

ご自身がご遺族の立場となり、搬送先や安置場所、葬儀の準備、費用、斎場選びについて何から決めればよいか分からないときは、ハシモト葬祭へご相談ください。質問だけでも、依頼先を決める前の段階でもかまいません。
ハシモト葬祭では、24時間365日、通話料・事前相談無料のフリーダイヤル0120-34-8813でご相談を受け付けています。お電話が難しい場合は、公式LINEまたはお問い合わせフォームからもご連絡いただけます。