お役立ち記事 No.29

家族葬の訃報で 参列・香典・供花を辞退する伝え方| そのまま使える文例

辞退項目を明確にし、相手の弔意へ配慮して伝える文例と確認事項

静かに家族だけで見送りたいと思っても、参列や香典を辞退する言葉が冷たく聞こえないか気になりますよね。

家族葬で参列・香典・供花を辞退するときは、「家族葬で執り行います」だけで済ませず、何を辞退するのかを項目ごとに明記することが大切です。家族葬は参列者を近親者などに限定する葬儀の呼び方であり、香典や供花まで自動的に辞退するという意味ではありません。

訃報には、故人名、死亡日、葬儀の方針、参列をお願いする範囲、香典・供花・供物・弔電・弔問の扱い、連絡先を必要な範囲で記載します。たとえば、すべてを辞退するなら「誠に勝手ながら、ご参列、ご香典、ご供花、ご供物、ご弔電は辞退申し上げます」と具体的に伝えます。弔電だけ受け付ける場合は、辞退項目を書いたうえで、弔電の宛先と受取条件を別に案内します。

それでは、家族葬の訃報で迷いやすい辞退項目の決め方、親族・友人・勤務先・近隣への伝え分け、電話・メール・LINEでそのまま使える文例、伝えた後に問い合わせを受けたときの返答例を順を追って見ていきましょう。葬儀の慣習や宗教上の表現は、地域・宗派・勤務先・家族の考えで異なるため、実際の案内は親族、宗教者、葬儀担当者と確認してください。

「家族葬」と「辞退する項目」は分けて伝えます

訃報を受け取った人が知りたいのは、主に次の5点です。

確認項目訃報で明示する内容曖昧な場合に起きやすいこと
参列誰に参列をお願いするか、一般参列を辞退するか「家族葬でも行ってよいのか」と問い合わせが増える
香典受け取るか、辞退するか当日持参する人と持参しない人が分かれる
供花・供物それぞれ受け取るか、辞退するか花だけ受け付けると思われ、斎場へ届くことがある
弔電受け取るか、辞退するか宛先・到着期限を聞かれ、遺族の対応が増える
後日の弔問受け付けるか、控えてもらうか葬儀後の自宅訪問や香典持参が続くことがある

基本形は、次の順序です。

故人名と死亡の事実を伝える

生前のお付き合いへのお礼を述べる

家族葬で執り行う方針と参列範囲を書く

香典・供花・供物・弔電などの扱いを個別に示す

遺族の希望を尊重してほしい旨を添える

短くまとめる場合も、「家族葬につきご遠慮ください」のように目的語を省かないことが重要です。参列だけを辞退するのか、香典等も含むのかが分からないためです。

家族葬なら参列・香典・供花は自動的に辞退になる?

家族葬には全国一律の定義がない

一般に家族葬は、家族や親族、故人と特に親しかった人など、参列者を限定して行う葬儀を指します。しかし、「親族だけ」「友人も数人招く」「勤務先代表は招く」など範囲は家族ごとに異なります。

全日本冠婚葬祭互助協会の葬儀マナー案内でも、葬儀は遺族や近親者などが故人の冥福を祈る儀式、告別式は一般会葬者も故人へ別れを告げる儀式として説明されています。ただし、現在の家族葬の規模や式次第に一律の決まりがあるわけではありません。誰を招くかは、故人の希望、家族関係、会場、宗教儀礼、地域の慣習などを踏まえて決めます。

香典・供花を受け取る家族葬もある

家族葬でも、招いた参列者から香典を受け取り、香典返しを用意する場合があります。供花や供物を受け付け、弔電は受け付けるという方針もあります。反対に、遺族の負担を抑えるため、参列以外の厚意をすべて辞退することもあります。

全日本冠婚葬祭互助協会は、香典を故人へたむける線香や花などのお供えに代わるものと説明しています。宗教や地域により表書きや慣習は異なりますが、弔意を表す方法の一つです。だからこそ、遺族側が辞退する場合は、受け取る人が「気持ちを拒まれた」と感じないよう、感謝と理由をやわらかく添えます。

辞退は失礼ではないが、受け取る人への配慮が必要

参列や香典を辞退すること自体が失礼というわけではありません。故人の遺志、家族の希望、会場規模、感染症対策、遠方からの負担、返礼対応を抑えたいなど、理由はさまざまです。

ただし、訃報を受けた人にも「最後にお別れしたい」「何か弔意を示したい」という気持ちがあります。「迷惑なので来ないでください」と受け取られないよう、「お気持ちをありがたく頂戴しつつ」「誠に勝手ながら」「遺族の意向により」などの表現を使います。

訃報を出す前に家族で決める6項目

1. 参列をお願いする人の範囲

「家族」「親族」「近親者」「故人と特に親しかった友人」など、招く範囲を決めます。親族の範囲は、血縁の近さだけでなく、日頃の交流や今後の関係も考えて判断します。

参列をお願いする人には、一般向けの辞退文ではなく、日時・斎場・集合時刻・服装・受付の有無を含む個別案内を送ります。招いていない人へ詳細を広く共有すると、「場所が分かるので参列してよい」と受け取られる可能性があります。

2. 香典を受け取るか

香典を辞退する場合は、当日だけでなく、郵送、代理持参、後日の自宅弔問での受け取りも含めるかを決めます。葬儀当日は辞退しても、後日に親族から受け取るのか、すべて辞退するのかで案内が変わります。

受け取る場合は、受付、香典帳、返礼品、後日の香典返しを準備します。一度辞退を伝えた後で人によって受け取ったり断ったりすると不公平感が生じやすいため、例外の扱いも家族で決めておきます。

3. 供花・供物を受け取るか

供花は祭壇の周囲などへ飾る花、供物は果物・缶詰・菓子などのお供えを指すことが一般的ですが、宗教・地域・会場によって扱いが異なります。両方を一括して辞退するなら、「ご供花・ご供物は辞退申し上げます」と明記します。

供花だけ受け付ける場合は、統一感、名札、搬入時刻、設置場所、持ち込み制限などを葬儀担当者と確認し、正式な注文窓口を案内します。訃報に注文先を掲載する前に、家族が利用する斎場で受け入れ可能かを確かめてください。

4. 弔電を受け取るか

弔電を受け付ける場合は、斎場名、住所、式の日付、受取人名、故人名、到着期限を確認します。斎場名が似ている、複数施設がある、式場と火葬場が別などの場合は誤配送に注意します。

弔電を辞退する場合は、香典等とは別に「ご弔電も辞退申し上げます」と書きます。「ご厚志辞退」だけでは弔電を含むか判断しにくい場合があります。

5. 後日の弔問を受けるか

家族葬の後、自宅へ弔問したいという連絡が続くことがあります。遺族が対応できるなら日時を調整し、難しければ訃報の段階で「葬儀後のご弔問につきましても、どうかお控えくださいますようお願いいたします」と伝えます。

後日の弔問を受ける場合も、来訪可能な曜日・時間帯、人数、香典の扱い、駐車場所などを家族で共有します。突然の訪問を避けるため、事前連絡をお願いする一文を入れます。

6. 誰が問い合わせ窓口になるか

訃報を送ると、「参列できないか」「香典だけ届けたい」「供花を出したい」といった問い合わせが入ります。家族代表を一人決め、電話、メール、LINEなどの窓口を統一します。

葬儀担当者の了解なく、斎場の代表電話を問い合わせ先として広く案内しないでください。家族の電話番号を公開したくない場合は、勤務先では担当部署、親族では親族代表など、相手ごとに連絡先を分ける方法があります。

辞退項目の組み合わせ早見表

家族の方針訃報に入れる表現追加で案内すること
参列・香典・供花・供物・弔電をすべて辞退「ご参列、ご香典、ご供花、ご供物、ご弔電は辞退申し上げます」後日の弔問も辞退するか
一般参列のみ辞退「葬儀は近親者のみで執り行います。一般の方のご参列はご遠慮ください」香典・供花等を受け取るか
参列と香典・供花等を辞退し、弔電は受け付ける辞退項目を列挙し、「なお、ご弔電はありがたく拝受いたします」と追記弔電の宛先・期限
参列は招待者のみ、香典は受け取る招待者へ個別案内し、一般向けには参列辞退を明記香典の受付・返礼方法
葬儀後の弔問も辞退葬儀時の辞退に加え、「後日のご弔問もお控えください」家族への連絡方法

「御厚志」という言葉で香典・供花・供物等をまとめることもありますが、受け手によって含む範囲の理解が異なることがあります。問い合わせを減らすには、項目を列挙するほうが確実です。

そのまま使える基本文例

参列・香典・供花・供物・弔電をすべて辞退する文例

「父 ○○ ○○は、○月○日に永眠いたしました。生前に賜りましたご厚誼に、心より御礼申し上げます。葬儀は故人の遺志により、近親者のみの家族葬にて執り行います。誠に勝手ながら、ご参列、ご香典、ご供花、ご供物、ご弔電は辞退申し上げます。何卒、遺族の意向をご理解いただきますようお願い申し上げます。」

「故人の遺志」が確認できない場合は、「遺族の意向により」とします。事実でない理由を添える必要はありません。

一般参列だけを辞退し、香典等は受け付ける文例

「母 ○○ ○○は、○月○日に永眠いたしました。葬儀は家族および近親者のみで執り行いますため、一般の皆様のご参列はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。ご香典、ご供花等につきましては、ありがたく拝受いたします。ご希望の方は、下記の家族窓口までご連絡ください。」

この場合、受付方法が決まっていない段階で「受け付けます」とだけ書くと問い合わせが増えます。注文・送付先、期限、受取人、返礼の考え方を準備してから案内します。

参列・香典・供花を辞退し、弔電だけ受け付ける文例

「葬儀は近親者のみで執り行います。誠に恐縮ではございますが、ご参列、ご香典、ご供花、ご供物は辞退申し上げます。なお、ご弔電はありがたく拝受いたします。○月○日○時までに、○○斎場『故 ○○ ○○様』宛にお送りくださいますようお願いいたします。」

弔電の宛先は、斎場と葬儀担当者へ確認した正式表記を使います。住所や日時を不特定多数が見るSNSへ掲載するかは慎重に判断してください。

参列・香典・供花を辞退し、弔意はメッセージで受け取る文例

「葬儀は家族のみで執り行います。ご参列、ご香典、ご供花、ご供物、ご弔電につきましては、謹んで辞退申し上げます。お気持ちはありがたく頂戴しておりますので、ご返信やお心遣いには及びません。後日、落ち着きましたら改めてご挨拶申し上げます。」

返信も不要とする場合は、受け手が返事をすべきか迷わないよう「ご返信には及びません」と加えます。ただし、相手がすでに返信してくれた場合は、無理に改めて辞退を繰り返さず、短くお礼を伝えます。

相手別の訃報文例

親族へ|参列をお願いする人と辞退する人を分ける

参列をお願いする親族には、まず電話で知らせ、その後に日時等を文字で送ると行き違いを減らせます。

「叔父 ○○ ○○が、○月○日○時に永眠いたしました。葬儀は近親者のみで執り行います。○○様にはご参列をお願いしたく、ご連絡いたしました。通夜は○月○日○時、葬儀・告別式は○月○日○時、場所は○○斎場です。ご香典は辞退いたします。ご都合を○月○日までにお知らせください。」

参列をお願いしない親族には、関係性に配慮し、可能なら一斉送信だけでなく電話を入れます。

「葬儀は故人の遺志により、同居家族のみで執り行うこととなりました。遠方からのお心遣いをいただくことも心苦しく、ご参列、ご香典、ご供花、ご供物は辞退申し上げます。急なご案内となりましたことを、どうかご容赦ください。」

友人・知人へ|関係と連絡者を最初に示す

「突然のご連絡を失礼いたします。○○の長女、△△です。父 ○○は○月○日に永眠いたしました。生前に親しくお付き合いくださり、家族一同、心より御礼申し上げます。葬儀は近親者のみで執り行いますため、ご参列はご遠慮くださいますようお願いいたします。ご香典、ご供花、ご供物につきましても辞退申し上げます。」

故人のスマートフォンから送信せず、遺族自身の連絡先から「誰が連絡しているか」を示します。共通の友人に連絡を取りまとめてもらう場合も、伝えてよい範囲と文面を家族で共有します。

故人の勤務先へ|社内周知の範囲を依頼する

「弊社でお世話になりました○○ ○○は、○月○日に永眠いたしました。生前のご厚情に深く御礼申し上げます。葬儀は遺族・近親者のみで執り行いますため、ご参列は辞退申し上げます。また、ご香典、ご供花、ご供物も辞退いたします。誠に恐れ入りますが、本内容を関係部署の皆様へご周知いただき、斎場・日時の照会はお控えくださいますようお願いいたします。」

勤務先名義の香典、福利厚生としての弔慰金、社員有志の香典は、性質が異なることがあります。会社規程に基づく弔慰金まで辞退するかは、人事・総務担当者へ確認して判断します。

遺族の勤務先へ|休暇連絡と訃報を分ける

「私事で恐縮ですが、父 ○○ ○○が○月○日に逝去いたしました。葬儀は近親者のみで執り行います。会社関係の皆様のご参列、ご香典、ご供花等につきましては、家族の意向により辞退申し上げます。忌引きの期間と業務の引き継ぎについては、別途ご相談させてください。」

上司への休暇連絡、社内の訃報掲示、取引先への連絡は分けます。家族が公開を望まない死因や斎場情報まで社内へ広げないよう、周知項目を指定します。

近隣・自治会へ|自宅への弔問も控えてもらう

「父 ○○ ○○が○月○日に永眠いたしました。葬儀は近親者のみで執り行います。誠に勝手ながら、ご参列、ご香典、ご供花、ご供物は辞退申し上げます。また、葬儀前後の自宅へのご弔問もお控えくださいますようお願いいたします。生前に賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。」

地域の掲示板や回覧では、家族の電話番号、留守になる時間、斎場住所など防犯上不要な情報を載せないようにします。

連絡手段別の短い文例

電話で伝える

「○○の家族の△△です。○○が○月○日に亡くなりました。生前は大変お世話になり、ありがとうございました。葬儀は近親者だけで行いますので、ご参列はどうかお控えください。香典と供花も辞退させていただきます。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。」

電話では、相手が驚いて内容を覚えられないことがあります。話した後、必要事項だけをメールやLINEで送り、「参列・香典・供花を辞退」と文字で残します。

メールで伝える

件名:訃報および葬儀に関するご連絡(故 ○○ ○○)

「○○ ○○は、○月○日に永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。葬儀は近親者のみの家族葬にて執り行います。誠に勝手ながら、ご参列、ご香典、ご供花、ご供物は辞退申し上げます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。連絡者:長男 △△ △△」

会社宛てでは、故人名、遺族との関係、連絡者名、問い合わせ先を入れます。多数へ送るときは、他の宛先が見えない送信方法を選びます。

LINE・SMSで伝える

「突然のご連絡を失礼します。○○の家族の△△です。○○は○月○日に永眠しました。生前のお付き合いに心より感謝申し上げます。葬儀は近親者のみで執り行うため、ご参列はご遠慮ください。ご香典・ご供花・ご供物も辞退いたします。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。」

LINEやSMSは短く読まれるため、辞退項目を一文にまとめます。葬儀の日時・場所は、参列をお願いする相手だけに別送します。

SNSで案内する

「○○ ○○は○月○日に永眠いたしました。生前にお寄せいただいたご厚情に、家族一同、深く感謝申し上げます。葬儀は近親者のみで執り行います。ご参列、ご香典、ご供花、ご供物は辞退申し上げます。個別のお問い合わせへの返信にお時間をいただく場合がございます。何卒ご理解ください。」

公開投稿には、斎場名、住所、家族の電話番号、留守の時間、死因などを必要なく載せません。公開範囲を確認し、投稿者が遺族であることを明示します。

「家族葬なので…」だけでは伝わらない理由

参列の可否が分からない

受け手は「親しい友人なら参列してよいのか」「焼香だけならよいのか」と迷います。一般参列を辞退するなら、「近親者のみで執り行うため、ご参列はご遠慮ください」と書きます。

香典・供花・弔電の範囲が分からない

家族葬でも香典を受け付ける例があるため、「家族葬」とだけ書いても辞退とは受け取られません。「香典辞退」と書いても、供花や弔電まで辞退かは分かりません。項目ごとに示します。

「固く辞退します」だけでは冷たく見える

方針をはっきり伝えることは大切ですが、感謝や事情を添えないと強い印象になります。「お心遣いをありがたく存じますが」「誠に勝手ながら」「遺族の意向により」を添えます。

避けたい表現と言い換え

避けたい表現問題点言い換え例
「家族葬で行います」参列や香典の可否が不明「近親者のみで執り行うため、一般のご参列はご遠慮ください」
「すべて辞退します」何を指すか不明「ご参列、ご香典、ご供花、ご供物、ご弔電を辞退します」
「絶対に来ないでください」相手の弔意を拒む印象「誠に恐縮ですが、ご参列はお控えくださいますようお願いいたします」
「香典は不要です」ぞんざいに見えることがある「ご香典につきましては、謹んで辞退申し上げます」
「返信しないでください」命令的に見える「ご返信には及びません。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」

辞退を伝えた後の返答例

「親しかったので参列したい」と言われた

「父を大切に思ってくださり、本当にありがとうございます。家族だけで見送るという方針で準備しておりますため、今回はお気持ちだけ頂戴できれば幸いです。落ち着きましたら、改めてご挨拶させてください。」

「香典だけでも受け取ってほしい」と言われた

「温かいお心遣いをありがとうございます。大変ありがたく存じますが、皆様からのご香典を一律に辞退しております。どうかお気持ちだけ頂戴させてください。」

例外を設ける場合は、家族内で受け取る条件と記録方法を決めます。受付担当者が現場で迷わないよう共有してください。

供花がすでに手配されていた

発送前なら、注文者または花店へ辞退方針を伝え、キャンセルや届け先変更ができるか確認してもらいます。すでに到着した場合は、会場の受入条件と遺族の方針を葬儀担当者と相談します。受け取ったか、返送したか、費用が発生したかを記録します。

当日、香典を持参された

「お心遣いをありがとうございます。恐れ入りますが、ご案内のとおり香典は辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」と受付で統一して伝えます。返し方が人によって異ならないよう、受付係に文言を渡しておきます。

後日、自宅へ弔問したいと言われた

辞退する場合は、「お気持ちは大変ありがたいのですが、家族がまだ落ち着かないため、ご弔問も辞退させていただいております」と伝えます。受ける場合は、家族が対応できる候補日時を示し、突然の訪問は控えてもらいます。

訃報を送る前のチェックリスト

故人の氏名、続柄、死亡日を確認した

故人の遺志と家族の方針を確認した

参列をお願いする人と一般向けの案内先を分けた

香典、供花、供物、弔電の扱いを一つずつ決めた

後日の弔問を受けるか決めた

「家族葬」だけでなく辞退項目を明記した

参列をお願いしない人へ日時・斎場を不要に載せていない

宗教・宗派に合わない表現がないか確認した

勤務先の弔慰金と有志の香典を区別した

問い合わせ窓口と返答担当を決めた

受付係へ辞退方針と返答文を共有した

親族、宗教者、葬儀担当者に文面を確認してもらった

よくある質問

Q1. 「家族葬」と書けば、参列辞退は伝わりますか?

十分とは限りません。家族葬でも親しい友人や勤務先代表を招くことがあります。一般参列を辞退するなら、「葬儀は近親者のみで執り行うため、ご参列はご遠慮ください」と明記します。

Q2. 「香典・供花は辞退」と書けば、供物も含まれますか?

受け手により解釈が分かれます。供物も辞退するなら、「ご香典、ご供花、ご供物は辞退申し上げます」と列挙するのが確実です。

Q3. 弔電だけ受け取ることはできますか?

できます。辞退する項目を明記したうえで、「ご弔電はありがたく拝受いたします」と書き、正確な宛先と到着期限を案内します。斎場の受入条件を事前に確認してください。

Q4. 親族の香典だけ受け取ってもよいですか?

家族の方針として可能ですが、親族間の不公平感や当日の混乱が生じないよう、誰から受け取るかを事前に決めます。一般向け案内と親族向け案内を分けてください。

Q5. 会社からの弔慰金も辞退すべきですか?

会社規程に基づく弔慰金、福利厚生、会社名義の香典、社員有志の香典は性質が異なる場合があります。人事・総務担当者へ名義と規程を確認してから判断します。

Q6. 辞退を伝えたのに香典が郵送されてきたら?

まず差出人と金額を記録し、家族の方針を確認します。返送するか受け取るか、返礼をどうするかは、親族関係や地域の慣習でも異なります。受け取り後の対応は葬儀担当者へ相談してください。

Q7. 葬儀の日時と場所は全員に知らせるべきですか?

参列をお願いしない相手には、必ずしも知らせる必要はありません。場所が分かると参列可能と受け取られることがあります。参列者へ個別に詳細を送り、一般向けには方針だけを伝える方法があります。

Q8. 死因は訃報に書く必要がありますか?

必須ではありません。故人と家族のプライバシーを考え、家族が合意した範囲で伝えます。勤務先や近隣へ詳しい病名を知らせる必要もありません。

Q9. 返信不要と書いても失礼ではありませんか?

失礼ではありません。「ご返信には及びません。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」と感謝を添えると、受け手の負担も減らせます。

Q10. SNSに訃報を載せてもよいですか?

故人の交友関係へ知らせる手段になりますが、公開範囲に注意します。斎場住所、家族の電話番号、留守の時間、死因などを必要なく公開せず、投稿者が遺族であることを示します。

Q11. 家族葬の後に亡くなったことを知らせてもよいですか?

構いません。葬儀を近親者のみで済ませたこと、生前のお礼、連絡が遅れたお詫び、香典・弔問等の扱いを伝えます。葬儀後の事後報告では、今後の弔問方針も明記します。

Q12. 宗教が仏式でない場合も「香典」でよいですか?

宗教により「御花料」「御玉串料」など表現が異なります。訃報では「ご香典等のお心遣い」などとする方法もありますが、宗教者や葬儀担当者へ確認すると安心です。地域・宗派により慣習は異なります。

辞退する項目を具体的に書き、感謝を添える

家族葬の訃報では、「家族葬で行う」という説明と、「参列・香典・供花等を辞退する」という依頼を分けて書きます。家族葬という言葉だけでは、参列の可否や香典等の扱いは伝わりません。

参列、香典、供花、供物、弔電、後日の弔問を一つずつ決め、受け付けるものと辞退するものを列挙します。辞退するときは、相手の弔意に感謝し、「誠に勝手ながら」「遺族の意向をご理解ください」とやわらかく伝えます。親族・友人・勤務先・近隣では必要な情報が異なるため、同じ文章を全員へ一斉に送らず、相手に合わせて調整しましょう。

家族葬の参列範囲、香典・供花の扱い、訃報を出す時期は、家族だけでは決めにくいことがあります。ハシモト葬祭では、葬儀の準備・費用・斎場選びなどについて、依頼前や質問だけの段階でも相談できます。訃報文は、葬儀日程や会場の受入条件と合わせて確認すると行き違いを減らせます。

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