家族が亡くなった直後にすること|最初の24時間の行動チェックリスト
死亡確認、連絡、搬送、安置、書類の保管を慌てず進める順番
家族が亡くなった直後は、悲しみや動揺の中で、病院・施設から退去時刻を尋ねられたり、葬儀社へ連絡するよう案内されたりします。何も準備していなければ、「すぐに葬儀内容まで決めなければならない」と感じるかもしれません。
しかし、最初の24時間で優先するのは、死亡確認に関する書類、搬送、安置、家族の連絡です。祭壇、料理、返礼品、細かな式次第は、安置後に落ち着いて打ち合わせできます。
この記事では、病院・自宅・施設で亡くなった場合に共通する最初の行動と、避けたい対応をチェックリスト形式で解説します。
先に結論|「ご遺体を動かさない・書類を受け取る・安置先を決める」
最初に確認することは次の五つです。
1.医師または警察による死亡確認が済んでいるか
2.死亡診断書または死体検案書をいつ受け取れるか
3.搬送を依頼する葬儀社・搬送会社はどこか
4.自宅、斎場、安置施設のどこへ搬送するか
5.家族の代表連絡先を誰にするか
自宅で亡くなり、医師がその場にいない場合は、家族の判断で身体を動かしたり、着替えさせたりせず、かかりつけ医や救急、警察の案内に従います。自然死と思っていても、状況によって確認の流れが異なります。
0~2時間|死亡確認と家族の第一報
病院や施設では、医師の死亡確認後、看護師等から処置、退院・搬送、所持品の説明を受けます。急いでいるときでも、次をメモします。
- 亡くなった日時と場所
- 死亡診断書の受け取り方法と費用
- 病院・施設を出る目安時刻
- 搬送口、駐車場所、担当部署の連絡先
- 故人の所持品、薬、預かり金、診察券等
家族への第一報は、全員へ一斉に詳しく説明しなくても構いません。「亡くなったこと」「現在の場所」「日程は未定」「連絡担当」を伝えます。
「本日午前、父が病院で亡くなりました。これから搬送と安置を行います。葬儀の日程は未定です。決まり次第、私から改めて連絡します」
2~6時間|葬儀社へ搬送を依頼する
葬儀社へ最初に伝える内容は、亡くなった場所、故人の氏名、連絡者の氏名と続柄、希望する搬送先です。安置先が決まっていない場合は、そのまま伝えて相談します。
確認したい費用は、基本搬送距離、深夜・早朝料金、待機料、高速道路、追加人員、自宅の階段作業、安置料、ドライアイス等です。電話口で総額が確定しない場合は、料金の計算方法を聞きます。
病院や施設から紹介された葬儀社へ、搬送から葬儀まで一括で依頼する必要はありません。「まず搬送だけをお願いし、葬儀内容は安置後に相談したい」と伝えることもできます。契約前に、搬送後の変更や他社への再搬送に費用がかかるかを確認します。
6~12時間|安置と書類の保管
安置先へ到着したら、ご遺体の状態、面会方法、保冷処置、今後の打ち合わせ時刻を確認します。自宅安置では、敷布団、掛け布団、室温、搬入経路、ペットや子どもの安全にも配慮します。
死亡診断書・死体検案書は、提出前に複数枚コピーしておくと、生命保険、勤務先、金融機関等の手続きで役立つ場合があります。原本へ家族が修正を書き込まず、誤りに気づいた場合は発行した医療機関へ確認します。
保管する物を一つの袋やファイルへまとめます。
- 死亡診断書・死体検案書とコピー
- 故人と届出人の情報が分かる書類
- 病院・施設の領収書と預かり品一覧
- 搬送・安置の見積書、申込書、領収書
- 火葬場・斎場・宗教者に関する連絡メモ
12~24時間|葬儀の方向性を家族で共有する
安置が整った後、家族で「今すぐ決めること」と「後で決めること」を分けます。最初の打ち合わせで必要なのは、おおよその葬儀形式、宗教・宗派、菩提寺の有無、参列人数、予算、希望地域です。
まだ決めなくてよい項目もあります。料理の最終数、返礼品の確定数、細かな祭壇装飾、弔電の読み上げ順などは、変更期限を聞いたうえで後日決められます。
菩提寺がある場合は、火葬日や葬儀形式を確定する前に連絡します。僧侶の予定や寺院の方針により、一日葬・直葬の対応、戒名・法名、枕経、通夜の扱いが変わるためです。
最初の24時間に避けたいこと
- 医師や警察の確認前にご遺体を動かす
- 見積書を見ずに葬儀一式を即決する
- 火葬場・宗教者の確認前に日時を広く知らせる
- 故人のスマートフォンや書類を慌てて処分する
- 死亡診断書のコピーを取らず原本を提出する
- 一人だけで契約・支払い・親族対応を抱える
緊急時は判断力が落ちやすいため、打ち合わせには可能なら家族二人以上で参加します。説明を録音する場合は、相手へ確認し、見積書への反映を優先してください。
最初の電話で使える言葉
「父が○○病院で亡くなりました。搬送をお願いしたいです。葬儀形式と予算はまだ決まっていないため、まず安置までの費用と、その後の相談方法を教えてください」
「自宅安置を希望しています。建物は○階で、エレベーターはあります。搬入が難しい場合の代替安置先も案内してください」
よくある質問
Q1.近くに家族がいない場合はどうしますか?
病院・施設の担当者へ、到着できる時刻と連絡可能な家族を伝えます。遠方からでも葬儀社へ搬送相談はできますが、故人の引き渡しに必要な確認方法は施設ごとに異なります。代表者を一人決め、家族内の連絡をまとめます。
Q2.自宅で亡くなったとき、先に葬儀社へ連絡しますか?
かかりつけ医の診療状況や死亡時の状況で対応が異なります。医師の確認を受けていない段階で体を動かしたり、葬儀社だけを先に呼んだりせず、かかりつけ医、訪問看護、119番、警察等の適切な窓口へ連絡します。
Q3.最初の外出で持って行くものは何ですか?
本人確認書類、故人の保険情報、診察券、携帯電話と充電器、メモ、印鑑、眼鏡等を準備します。現金や貴重品は一か所に集め、誰が預かったか記録してください。
まとめ|24時間で葬儀のすべてを決めなくてよい
ご逝去直後は、死亡確認、書類、搬送、安置、家族の第一報を優先します。葬儀内容は、故人を安全に安置した後、火葬場や宗教者の予定と見積りを確認しながら決めれば間に合います。
分からないことを推測して進めず、「未定」「確認中」と伝えてください。ハシモト葬祭では、搬送だけ必要な段階、安置先が決まっていない段階からご相談いただけます。
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