会社関係者の葬儀で香典を連名にする方法| 金額の集め方・名前の書き方
会社名義・部署一同・有志連名の違い、集金、別紙まで実務順に解説
職場の香典を取りまとめる役になると、金額だけでなく名義や集金方法まで気を配ることが多く、迷いますよね。
会社の上司・同僚・部下や、社員の家族が亡くなったとき、部署や有志で香典を連名にすることがあります。しかし、「一人いくら集めるのか」「会社名義の香典と部署一同は同じなのか」「何人まで外袋へ名前を書くのか」「個人でも別に包むべきか」など、取りまとめ役が迷う点は少なくありません。
結論からお伝えすると、会社関係の香典は、最初に社内の慶弔規程と過去の取り扱いを確認し、会社名義・部署名義・有志連名のどれにするかを決めることが重要です。金額は人数だけで機械的に決めず、故人と会社の関係、会社から支給される慶弔見舞金の有無、参加人数、職場の慣例を合わせて判断します。
外袋へ全員の名前を書くのは、一般に2~3名までが読みやすい範囲です。4名以上なら「株式会社〇〇 営業部一同」または代表者名に「外一同」と記し、参加者全員の氏名を別紙へまとめます。別紙には部署名、氏名、必要に応じて個別の金額を記載しておくと、ご遺族と社内の双方が確認しやすくなります。
ただし、香典の金額、連名の書き方、表書きには全国一律の規則がありません。地域、宗教・宗派、会社ごとの慶弔規程、故人との付き合いによって異なります。それでは、会社関係者の葬儀で香典を連名にする手順を、名義の選び方、集金方法、外袋・中袋・別紙の書き方、受付での渡し方、家族葬や香典辞退への対応まで実際の流れに沿って、一緒に確認していきましょう。
連名の香典は、名義・総額・参加者から決めましょう
連名香典の取りまとめでは、いきなり「一人いくら集めるか」から考えると、会社の制度と重複したり、合計額だけが不自然に大きくなったりします。まず、誰の立場で出す香典なのかを整理し、その名義に合う総額と参加者を決めます。
| 香典の出し方 | 主な名義 | 金額を決める基準 | 事前確認 |
|---|---|---|---|
| 会社として出す | 会社名と代表者名 | 慶弔規程、故人・遺族との関係 | 総務・経理・代表者の承認 |
| 部署で出す | 会社名+部署一同 | 部署の慣例、人数、関係の深さ | 会社名義香典との重複 |
| 有志で出す | 代表者+外一同、参加者連名 | 参加者の希望、無理のない負担 | 任意参加であること |
| 個人で出す | 本人のフルネーム | 故人との個人的な関係 | 部署連名へ参加済みか |
会社が正式に出す香典と、社員が少額ずつ持ち寄る有志の香典は別のものです。一方で、ご遺族から見ると同じ会社から複数の香典を受け取ることになります。会社名義、部署一同、個人香典を重ねる場合は、社内の担当者へ確認し、同じ立場からの二重の香典にならないようにします。
取りまとめ役は、訃報の連絡を受けた段階で、次の4点を確認すると進めやすくなります。
会社の慶弔規程や労働組合の給付があるか
過去に同じ続柄・同じ立場でどのように対応したか
ご遺族が香典、供花、供物を受け付けているか
誰が集金し、誰が代表して持参するか
最初に確認するのは社内規程とご遺族の意向
会社関係の香典は、一般的な相場よりも社内規程と部署の慣例が優先されます。社員本人が亡くなった場合、社員の親が亡くなった場合、取引先の役員が亡くなった場合では、会社から支給される金額や名義が異なることがあります。
慶弔見舞金・会社香典・有志香典を分けて考える
慶弔見舞金は、就業規則や慶弔規程に基づき会社から社員へ支給される給付です。会社名義の香典は、会社を代表して葬儀へ持参する弔意です。有志香典は、参加を希望する社員が個人のお金を持ち寄るものです。
この三つを混同すると、「会社からすでに支給されるのに部署でも全員から集めた」「会社名義と部署一同が同額で二つ届いた」といった状況が生じます。総務や上司へ、制度による給付、会社としての香典、部署での取りまとめの三点を分けて確認してください。
会社が慶弔見舞金を支給していても、有志香典まで禁止されるとは限りません。反対に、部署ごとの集金を行わず会社名義へ一本化する職場もあります。規程に記載がない場合は、過去の事例を確認し、今回だけ負担や対応が大きく変わらないようにします。
家族葬でも香典辞退とは限らない
家族葬という名称だけで、香典が不要と決まるわけではありません。参列者を家族・親族中心に限定しながら、会社関係者からの香典は受け付ける葬儀もあります。訃報や案内に「香典辞退」「ご厚志辞退」などの記載があるかを確認します。
香典辞退が明記されている場合は、部署一同なら受け取ってもらえるのではないかと考えて持参せず、ご遺族の意向に従います。「ご厚志を辞退」とある場合は、香典だけでなく供花・供物も含むことがあるため、何を辞退しているのかが曖昧なら案内の連絡先へ一度確認します。
訃報の共有範囲を広げすぎない
部署で集金するには訃報を共有する必要がありますが、死因、病歴、葬儀場所、家族構成などを必要以上に広めないようにします。社員本人またはご遺族が社内へ伝えてよいとした範囲だけを共有してください。
集金案内には、対象者、締切、一人あたりの額、代表者、辞退の有無など、参加に必要な情報だけを記載します。グループチャットへ訃報を転載するときも、公開範囲と本人の希望を確認し、任意参加であることを明記します。
会社関係者への香典はいくらが目安?
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の令和3年度「香典に関するアンケート調査」は、通夜または告別式の会葬者5,177件を対象に、故人との関係別の香典額を集計しています。
| 調査区分 | 最多回答額 | 平均額 | 連名で見るときの注意 |
|---|---|---|---|
| 職場関係 | 5,000円 | 6,204円 | 個人で包む目安であり、部署総額とは限らない |
| 勤務先社員の家族 | 5,000円 | 5,336円 | 社員の親・家族などを含む区分 |
| 取引先の関係 | 10,000円 | 7,915円 | 会社間の関係や役職で社内判断が必要 |
同協会は、取引先を除く職場関係や勤務先社員の家族では、個人で包む金額として5,000円が一つの目安になると説明しています。また、2,000円や3,000円などの回答については、何名かで一緒に包んだ金額と推察しています。
ただし、この調査は「部署一同で何人から一人いくら集めたか」を集計したものではありません。最多回答額5,000円を参加人数分だけ掛けると、部署連名としては高額になり、ご遺族が返礼に気を遣うことがあります。連名では、個人相場と部署の総額を分けて考えます。
社員本人・社員の家族・取引先で基準を変える
社員本人の葬儀では、同じ部署で働いた期間、役職、会社としての香典の有無などを踏まえ、部署の総額を決めます。社員の親や配偶者など家族の葬儀では、本人との関係を中心に、過去の社内対応とそろえます。
取引先関係では、担当者個人の判断で金額を決めず、会社の承認を得ます。取引先の代表者、役員、担当者、担当者の家族では会社との関係が異なります。会社として出すのか、担当部署の有志で出すのかも含め、上長や総務へ確認してください。
役職だけで一律に増額しない
上司だから必ず高額、部下だから少額という全国共通の決まりはありません。役職は関係の一要素ですが、会社の規程、過去の取り扱い、故人との親交、部署の人数を合わせて判断します。
上司だけが個人で高額を追加すると、部署内で比較が生じたり、ご遺族が会社名義と個人名義を区別しにくくなったりします。特別に親しかったため個人でも包みたい場合は、部署の取りまとめ役へ伝え、連名参加との重複を整理しておくと安心です。
部署連名の金額を集める方法
部署連名では、「一人あたりの固定額から決める方法」と「部署としての総額を先に決める方法」があります。どちらを選ぶ場合も、任意参加、締切、会計記録を明確にします。
一人あたりの固定額から計算する
職場で毎回「一人1,000円」などの基準が決まっているなら、参加人数を掛けて総額を出します。参加人数が少ないときは、過去と比べて総額が小さくなりすぎないかを確認します。人数が多い部署では、総額が必要以上に大きくならないよう上限を設ける職場もあります。
| 参加人数 | 一人あたり | 合計 | 実務上の確認 |
|---|---|---|---|
| 5名 | 1,000円 | 5,000円 | 小規模な有志連名の例 |
| 10名 | 1,000円 | 10,000円 | 部署一同としてまとめやすい例 |
| 5名 | 2,000円 | 10,000円 | 少人数で関係が深い場合の例 |
| 4名 | 2,500円 | 10,000円 | 均等負担にする場合の例 |
| 8名 | 1,000円 | 8,000円 | 切りのよい総額に直す必要はない |
この表は全国相場ではなく、集金方法を考えるための計算例です。社内規程で金額が決まっている場合は、その基準に従います。4,000円や9,000円を忌み数として避ける慣習はありますが、偶数の合計がすべて不適切と決まっているわけではありません。
部署としての総額を先に決める
部署として5,000円または10,000円などの総額を先に決め、参加者で分担する方法もあります。人数で割り切れない場合は、取りまとめ役だけが多く負担するのではなく、会社の予算で補うのか、均等に割れる総額へ調整するのかを承認者と決めます。
一人あたりの負担が毎回変わると不公平感が生じるため、今後も使える基準を文書にしておくと便利です。「社員本人」「配偶者・一親等の家族」「その他の親族」「取引先」など、対象ごとに名義、総額、参加範囲、返礼辞退の扱いを定めます。
強制集金に見えない案内にする
有志香典は任意参加が基本です。参加しない理由を尋ねたり、集金状況を全員に公開したりすると、精神的・金銭的な負担になります。案内には「参加を希望される方」「任意です」と記載し、個別に返信できる方法を用意します。
集金の案内例は、次のように簡潔にします。
「〇〇さんのご家族のご逝去に際し、部署有志で香典をお渡しします。参加を希望される方は、〇月〇日〇時までに取りまとめ担当へ1,000円をお預けください。参加は任意です。ご遺族より辞退の連絡があった場合は返金します。」
現金を集める場合は、受け取った場で名簿へ記録します。電子的な送金方法を使う場合は、会社の情報管理・精算ルールに適合しているかを確認し、個人の口座を長期間集金先として使わないようにします。
集金表に残す項目
取りまとめ役は、次の項目を社内記録として残します。
訃報を受けた日と対象者との関係
香典の名義と予定総額
参加者の氏名、所属、一人あたりの金額
集金日、受領確認、未受領の有無
香典袋へ入れた総額と紙幣の枚数
持参した代表者、渡した日時、返礼品の受領状況
余剰金や不足金が出た場合の処理
この記録は、次回の基準をそろえるためにも役立ちます。香典を渡した後は、現金と名簿が一致していることを複数人で確認し、不要になった個人情報は会社の規程に従って管理します。
欠席者・在宅勤務者・締切後の参加
葬儀へ参列しない人や在宅勤務者も、本人が希望すれば連名へ参加できます。反対に、参列する人が必ず部署連名へ参加しなければならないわけではありません。案内と締切を同じ条件で伝えます。
締切後に参加希望が出た場合、香典をすでに渡していれば、別の香典を追加する前に取りまとめ役へ相談します。少額の香典を後から複数届けるより、弔電やお悔やみの言葉にとどめる方がご遺族の負担を増やさないこともあります。
会社名義と部署一同はどう違う?
「会社からの香典」と「〇〇部一同」は、どちらも会社関係ですが、出す主体が異なります。名義を正しく分けると、ご遺族が香典帳を整理しやすくなります。
会社として正式に出す場合
会社の経費や規程に基づき正式に出す場合は、会社名と代表者の役職・氏名を記します。たとえば外袋の下段中央に代表者の役職と氏名を書き、その右側へ会社名を小さめに添えます。支店や事業所の代表が出す場合は、会社名、事業所名、代表者名が分かるようにします。
会社名義の香典は、担当者が個人的に集金する部署香典ではありません。金額、名義、持参者、会計処理は総務・経理の指示に従います。法人の税務上の扱いは、社内の経理担当者または税理士などの専門家へ確認してください。
部署一同・社員一同で出す場合
部署内の有志または部署全体から出す場合は、「株式会社〇〇 営業部一同」「株式会社〇〇 社員一同」などと記します。「一同」と書くだけでは参加者が分からないため、別紙へ氏名をまとめます。
実際には一部の有志だけなのに「営業部一同」と書くと、部署全員が参加したように見えます。その場合は「営業部有志一同」または代表者名に「外一同」とする方が実態に合います。名義と参加範囲を一致させてください。
連名参加後の個人香典は原則として重ねない
部署連名へ参加した人が、同じ会社関係という理由で個人香典も包む必要は通常ありません。二重にすると、ご遺族が香典返しを二件分用意する可能性があります。
故人と家族ぐるみの付き合いがある、仕事外でも特に世話になったなど、個人的な関係が深い場合は、個人で別に包むことがあります。その際は、部署の取りまとめ役へ相談し、個人名義であることが分かるようにします。
香典袋の名前の書き方|1名・2~3名・4名以上
香典袋の下段には、ご遺族が「どの会社の誰から受け取ったか」を確認できる名義を書きます。人数が多いほど外袋へ詰め込まず、別紙で正確に伝えることが大切です。
| 人数・名義 | 外袋の書き方 | 中袋・別紙の扱い |
|---|---|---|
| 代表者1名 | 会社名を右側、中央に役職・氏名 | 住所、会社名、部署、氏名、総額 |
| 2~3名の連名 | 全員の氏名を役職順に並べる | 全員の所属・氏名・必要な連絡先 |
| 4名以上 | 代表者名+外一同 | 別紙に参加者全員を記載 |
| 部署一同 | 会社名+〇〇部一同 | 別紙に参加者全員を記載 |
| 部署有志 | 会社名+〇〇部有志一同 | 実際の参加者だけを別紙に記載 |
2~3名は役職順、同格なら五十音順
2~3名で連名にする場合は、外袋の下段中央付近へ全員の氏名を書きます。上下関係がある場合は、最も役職の高い人を中央または右側にし、順に左へ並べます。同じ役職なら五十音順など、社内で説明できる順序にそろえます。
会社名や部署名は、氏名の右側へ小さめに記します。全員が同じ会社・部署なら、会社名を一度書けば足ります。異なる会社の人が共同で出す場合は、それぞれの会社名と氏名の対応が分かるよう、外袋へ無理に詰め込まず別紙を使います。
4名以上は「外一同」または「部署一同」
4名以上の氏名を外袋へ並べると、文字が小さくなり、読み間違いが起こりやすくなります。代表者のフルネームを書き、その左側に「外一同」と添える方法、または「株式会社〇〇 〇〇部一同」とする方法が分かりやすいでしょう。
「外一同」の「外」は、ほかにも参加者がいることを示します。参加者数を明確にしたい場合は「外5名」とする方法もあります。いずれも別紙を同封し、参加者全員の氏名がご遺族へ伝わるようにします。
別紙に記載する内容と書式例
別紙は白い無地の用紙を使い、縦書き・横書きのどちらでも構いません。外袋と中袋が縦書きなら、別紙も縦書きにすると統一感があります。横書きの方が部署名や人数を整理しやすい場合は、読みやすさを優先します。
記載例は次のとおりです。
「株式会社〇〇 営業部有志一同 代表 営業部長 山田太郎 参加者 営業一課 佐藤花子 営業一課 鈴木一郎 営業二課 高橋美咲 合計金額 金壱萬円」
ご遺族が個別の香典返しを判断する必要があるため、参加者ごとの金額を記すことがあります。一方、少額ずつの有志香典で返礼を辞退する場合や、社内の代表者が返礼をまとめて受け取る場合は、個別額を記載しない運用もあります。会社の方針をそろえ、別紙と社内の集金表が矛盾しないようにします。
自宅住所は返礼品の送付に必要なことがありますが、社員全員の住所を取りまとめ役が無条件に収集するのは避けます。会社住所と代表者の連絡先で受け取るのか、本人の同意を得て個人住所を記すのかを決め、目的に必要な範囲だけ扱います。
中袋には総額と代表連絡先を書く
中袋がある場合は、表面に総額、裏面に住所、会社名、部署名、代表者名を記します。金額は「金壱萬円」のような旧字体を使う方法がありますが、必須ではありません。通常の漢数字でも、書き換えや読み間違いがないよう丁寧に記します。
中袋がない香典袋では、外袋の裏面左下に住所と総額を書く方法があります。市販の袋に記入欄がある場合は、その欄に従います。別紙が中で折れたり見落とされたりしないよう、中袋と一緒に整えて入れます。
表書きと香典袋は宗教・宗派に合わせる
連名でも、一人名義でも、外袋上段の表書きは葬儀の宗教・宗派に合わせます。「御霊前」はすべての宗教で使える万能な表書きではありません。訃報や葬儀案内を確認し、不明なら社内の連絡担当者または葬儀の案内窓口へ尋ねます。
一般的な仏式の通夜・葬儀では「御霊前」が用いられることがありますが、浄土真宗では「御仏前」「御香典」などを用いる考え方があります。神式では「御玉串料」など、キリスト教式では「御花料」などが候補です。地域や宗派の慣習も確認してください。
蓮の花が描かれた袋は仏式向けです。神式やキリスト教式には用いません。宗教が分からない段階では、装飾の少ない無地の袋を用意し、表書きは確認後に記入すると安心です。
連名香典は総額が5,000円または10,000円程度になることもあります。水引や袋の豪華さが金額に対して過度にならないものを選びます。取りまとめ役は、外袋、中袋、別紙、実際の現金がすべて同じ総額になっているかを、封をする前に確認してください。
紙幣のまとめ方と代表者が渡すときの作法
参加者から千円札を多数集めた場合、そのまま大量の紙幣を袋へ入れるより、可能であれば同額のまとまった紙幣へ交換します。交換する際は、集金表と紙幣の総額を二人で確認し、取りまとめ役の私金と混ざらないようにします。
新札しかない場合は、軽く折り目をつけてから入れる方法があります。新札が絶対に禁止されているわけではありませんが、あらかじめ用意して待っていた印象を避ける配慮として、折り目のある紙幣が選ばれてきました。汚れや破れのある紙幣は避け、袋の中で向きをそろえます。
受付では代表者一人が香典袋を袱紗から取り出し、表書きが相手から読める向きにして両手で差し出します。「株式会社〇〇の営業部有志一同からお預かりしてまいりました。御前にお供えください」などと短く伝えます。
通夜と葬儀・告別式の両方へ複数の社員が参列しても、部署の香典を渡すのは一度だけです。誰がいつ渡したかを社内へ共有し、翌日に別の社員が同じ名義で再び渡さないようにします。
返礼品を受け取った場合は、取りまとめ役が社内へ持ち帰り、会社の慣例に従って扱います。少額ずつの連名で香典返しを辞退したい場合は、別紙に「香典返しのお気遣いはご無用にお願い申し上げます」と一筆添える方法があります。ただし、返礼の判断はご遺族に委ね、受付で強く辞退を迫らないようにします。
連名香典の準備チェックリスト
封をする前に、次の項目を確認します。
社内規程、会社名義香典、慶弔見舞金との重複がない
香典やご厚志の辞退案内がない
有志の場合は任意参加として案内した
参加者名簿と集金額が一致している
外袋の名義と参加範囲が一致している
4名以上の場合は別紙を同封した
中袋、別紙、現金の総額が一致している
会社名、部署名、氏名、役職に誤字がない
宗教・宗派に合う表書きと袋を選んだ
持参者、渡す日時、社内への報告方法を決めた
一人で確認すると、氏名の誤字や現金の数え違いを見落とすことがあります。できれば集金担当と持参担当の二人で、名簿、袋、現金を照合します。葬儀直前に慌てないよう、締切は持参時刻より余裕をもって設定してください。
家族葬・香典辞退・参列辞退への対応
ご遺族が家族葬を選んだ場合、会社関係者の参列を遠慮してほしいという案内が届くことがあります。参列辞退と香典辞退は別の意思表示なので、案内文を分けて読みます。参列のみ辞退で香典について記載がなければ、社内の連絡担当者から受け付けの可否を一度確認します。
香典辞退が明確なら、連名で高額にすれば受け取ってもらえるとは考えず、持参しません。供花や弔電へ置き換える場合も、ご厚志一切辞退でないかを確認します。ご遺族が静かに見送りたいという意向を優先することが、会社としての配慮になります。
葬儀後に訃報を知った場合も、すぐに部署で集金して自宅へ届けるのではなく、本人または社内の連絡窓口へ香典受領の意向を確認します。ご遺族が返礼や来客対応を終えたい時期に、新たな負担を増やさないようにします。
| ご自身がご遺族の立場となり、会社への訃報連絡、部署からの香典の受け付け方、香典辞退の伝え方に迷う場合は、葬儀の打ち合わせ時に整理しておくと安心です。ハシモト葬祭では、葬儀全体のご相談の中で、案内文や受付準備についても確認できます。 |
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よくある質問
一人あたり1,000円では少ないでしょうか?
一人あたりの額だけでは判断できません。部署連名は複数人の合計で弔意を表すため、1,000円ずつ集めて総額5,000円または10,000円になる例があります。全国一律の基準ではないため、社内規程と過去の対応を確認してください。
4人の連名なら全員の名前を書いてもよいですか?
4人全員の氏名が読みやすく収まる場合もありますが、一般には4名以上は代表者名に「外一同」と添えるか、「〇〇部一同」として別紙へ全員の氏名を書く方法が整理しやすいでしょう。ご遺族が確認できることを優先します。
部署全員ではなく一部だけでも「部署一同」と書けますか?
実態と名義を合わせるため、「〇〇部有志一同」または代表者名に「外一同」とする方が分かりやすいでしょう。「部署一同」とすると、部署全員が参加したと受け取られる可能性があります。
会社から香典が出る場合も部署で集めますか?
会社により異なります。会社名義へ一本化する職場も、会社名義とは別に有志で出す職場もあります。二重にならないよう、総務や上司へ確認してから案内します。
部署連名へ参加した後、個人でも包むべきですか?
会社関係だけであれば、個人香典を重ねる必要は通常ありません。故人と個人的に特に親しかった場合は、取りまとめ役へ相談し、個人名義として別にすることがあります。
集金した合計が偶数でも問題ありませんか?
偶数の合計が全国一律で不適切と決まっているわけではありません。4,000円や9,000円を避ける慣習はありますが、8,000円などを連名総額として包むことも考えられます。気になる場合は、部署の過去事例に合わせます。
別紙に参加者ごとの金額を書く必要がありますか?
ご遺族が個別の返礼を判断する場合には役立ちます。一方、代表者が返礼をまとめて受け取る運用や、少額ずつの連名で返礼を辞退する場合は、氏名だけにすることもあります。社内の集金表には個別額を必ず残し、外袋の総額と一致させます。
別紙に社員の自宅住所を全員分書きますか?
必ずしも全員分が必要とは限りません。会社住所と代表者連絡先で返礼を受けるのか、本人の同意を得て個人住所を記載するのかを決めます。必要以上の個人情報を集めないようにしてください。
香典返しを辞退するときはどう伝えますか?
別紙へ「香典返しのお気遣いはご無用にお願い申し上げます」と添える方法があります。ただし、ご遺族が用意した返礼品を受付で強く返すのではなく、最終的な判断はご遺族へ任せます。
会社名義の供花がある場合、香典は不要ですか?
供花と香典は別の弔意ですが、両方が必須ではありません。ご遺族の意向、会社の規程、取引関係を確認し、会社としてどちらを手配するかを決めます。供花の種類や名札表記は、式場側の指定を確認してください。
締切後に参加したい人が出たらどうしますか?
香典を渡す前なら、名簿、別紙、総額を修正し、再度照合します。すでに渡した後は、小額の追加香典をすぐ届けず、取りまとめ役から本人やご遺族の窓口へ確認します。
会社のルールとご遺族の意向を優先する
会社関係者の葬儀で香典を連名にするときは、社内の慶弔規程と過去の取り扱いを確認し、会社名義、部署名義、有志連名のどれにするかを最初に決めます。会社からの慶弔見舞金や正式な香典と重複しないよう、総務や上司へ確認してください。
全国調査では、職場関係と勤務先社員の家族の最多回答額は5,000円、取引先の関係は10,000円です。ただし、これは個人の香典を含む調査であり、部署連名の一人あたり額や総額を示すものではありません。参加人数、故人との関係、社内慣例をもとに無理のない金額を決めます。
外袋は2~3名なら全員の氏名、4名以上なら代表者名+外一同、または会社名+部署一同とし、別紙へ参加者全員を記載します。実際には有志だけなら「有志一同」とし、名義と参加範囲を一致させます。中袋の総額、別紙、現金、社内の集金表は、代表者が持参する前に複数人で照合しましょう。
香典辞退が明記されている場合は、会社や部署からであっても意向に従います。金額や形式だけでなく、ご遺族の負担を増やさないことが最も大切な配慮です。
| ご自身がご遺族の立場となり、会社関係者への案内、連名香典の受付、香典辞退の伝え方、葬儀費用、斎場選びなどで分からないことがございましたら、ハシモト葬祭へお気軽にご相談ください。質問・相談だけでも、ご依頼前でも構いません。 ハシモト葬祭では、24時間365日、通話料・事前相談無料のフリーダイヤル0120-34-8813でご相談を受け付けています。お電話が難しい方は、公式LINEまたはお問い合わせフォームをご利用ください。 |
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